上野地区まちづくりについて

　上野地区は、寛永寺の開基に始まる歴史の積み重なりの結果、世界文化遺産・国立西洋美術館をはじめとする日本屈指の文化・芸術施設や、日本で最初の都市公園のひとつで古くから桜や蓮の名所として賑わう上野恩賜公園、世界や東日本の玄関口として長い歴史を刻んできた上野駅、さらにアメ横やジュエリータウンをはじめとした個性豊かで活気ある商業エリアなど、多様で特色ある資源が集積する世界でも稀有な特徴を備えたまちです。
　一方、産業構造、国際化などにみられるさまざまな社会状況の変化や、価値観の多様化など、人々の暮らしや都市活動が大きく変化するなかで、当地区を取り巻く状況も刻々と変わり続けています。
　そこで、上野地区が日本の文化芸術立国を牽引し、国際競争力を強化する文化・芸術の創造発信拠点としてさらなる発展を遂げていくために、当地区の将来のまちづくりの大きな方向性を示し、これからのまちづくりの指針となる「上野地区まちづくりビジョン」を令和2年3月に策定しました。
　本ビジョンに基づき、多様な地域資源を活かした個性豊かなまちづくりを実現するため、着実かつ計画的に取り組んでまいります。